借地戦争

悪質借地人から土地を取り返すまで11年間の闘い

判決・司法判断の重要性

司法判断の重要性

請求内容

1.   元消防局長の親族との土地賃貸借契約の解除、及び土地更地返還を請求
2.   元消防局長の子らによる土地無断使用等に対して、損害賠償を請求

原告が重要視している点

1.   悪質な無断行為・違法行為を繰り返す借地人との【信頼関係の破綻】が認められるかどうか。
2.   当該借地人や親族による違法行為等に対して、どのような司法判断が下されるのか
3.   係争中に当事者である借地人は死亡し、和解には至っていない。その相続人が土地の返還に合意した場合、判決としてはどのように書かれるのか。
4.   係争中、原告側は主張に関する70の証拠を提出。被告側から提出された証拠は2つのみ。主張立証の観点から、今回提出された双方の証拠に対して司法はどのような判断をするのか。
5.   裁判官は都合の良い証拠のみを採用するのか。あるいは提出された証拠が全て正当な主張内容として検討されるのか。

司法関係者から既に推測されていること

1.   現行の借地借家法では借地人側ばかりが保護され、貸主側が勝訴する可能性は低い。
2.   借地人親族が借地を悪用して違法行為をしていたこと、借地を第三者が無断利用していたことの利用料等を請求することは難しい。

元消防局長家族からの主張

1.    借地の隣地に建てた違法建築と違法に接続した上下水道管については、借地人の見守りをするために隣地に住む必要があり必要な工事を行なったまで。
2.    損害賠償請求については、提訴前からの想定通り、元消防局長家族側は「時効」を主張。

元消防局長家族の主張に現れている不誠実さ

借地は一度自分のモノになったのであり、自分のモノとして扱って良いはず。他人が何と言おうが、違法であろうが、自分達が楽な生活さえできば良い。
一度たりとも謝罪はなく、誠意を見せようともしない。

原告側勝訴の場合

1.    信頼関係の破綻が認められた場合、借地人や元消防局長家族の行為は違法または不正と認められたということになると思います。
2.    原告側の損害賠償請求が認められた場合は、他人の土地を無断に利用することに対する不正の主張が認められた可能性が高いと思います。(ただし、過去10年の被告側の主張を鑑みれば、被告側が敗訴し損害賠償責任を負うことになれば、被告側は控訴する可能性が非常に高いと推測します。)

被告側勝訴の場合

1.    【信頼関係の破綻】にまでは至っていないという判断が出た場合、被告側の違法行為等が不正とは認められなかった可能性が高いということになると思います。
2.    損害賠償請求に関しては、被告側は殊更に時効を主張していた。もしここで時効と判断された場合は、被告側の損害賠償の支払いはないことになります。バレずに3年経過すれば好き勝手できることの証明・免罪符となります。

今後について

被告側勝訴の場合、あらゆる違法行為や不正行為の事実も含め、判決結果を公表したいと思います。

裁判・判決のお知らせ (現在終了)

現時点では裁判は終了しています。

倉敷市元消防局長家族の不正と倉敷市の不作為について

私たちは片山龍三・倉敷市元消防局長の家族(子は倉敷市立倉敷翔南高等学校の教職員、義子は元国立大学法人岡山大学の職員である公務員)を訴えました。
令和5年6月30日 13時10分 岡山地方裁判所【206号】法廷(溝口優裁判官)にて判決が言い渡されます。

事件概要

元局長家族は元局長の子らが安価に生活ができるよう、建築基準法上、建築不可能な土地に無届かつ違法に自宅を建築しました。同時に隠ぺい工作を行い、倉敷市下水道排水設備指定工事店と共謀して、無届かつ違法に隣接地から上下水道管を接続して、15年以上に渡り不正に水道代の支払いを免れる詐欺的な生活を続けていました。
その他にも、元局長家族は他人の土地を悪用し数々の無断行為、土地の無断埋立て、境界棄損、電柱の無断移設、土地所有者へのなりすまし、法的根拠のない脅迫行為、不動産詐欺、近隣 および関係者への誹謗中傷、虚偽説明など、数々の法令違反や不正行為を行っていました。

訴訟の請求趣旨

①   元局長の親族との土地賃貸借契約解除及び土地更地返還請求
②   元局長の子らに対する土地無断使用等による損害賠償請求

司法判断の重要性

①   判例として借地借家法や借地問題に影響する可能性があること
②   事実上、係争中に賃借人が亡くなり、土地返還の告知がある中で判決はどうなるのか
③   元局長家族の不正の認容の是非は、これまでの行政(倉敷市)の判断の正当性に影響する可能性があること
④   住宅や水道の不正は公益性に関わることであること

倉敷市の対応について

倉敷市は元局長家族の違法行為について、問いただした市民に虚偽の説明をし、違法行為・詐欺的行為を放置しました。違法行為等を放置したことについて、各関係部署は一切の説明責任を果たさず、説明を拒否すらしています。
また、違法行為を隠ぺいしていた元局長や違法行為に関わった教職員の娘、上下水道管を不正に工事した業者に対して行政処分は行われていません。
更に下水道法、その他関連法規や条例等に反して、不正に支払いを免れた元局長家族に対して徴収も行われていません。

片山龍三・倉敷市元消防局長について

安心・安全、法令順守を語っていた局長時代に、自身の部下らについて職務とは無関係なことで懲戒免職にする、窃盗等で懲戒処分を行った一方で、自身の家族の違法行為かつ不正な生活を隠ぺいし続けていました。これは倉敷市コンプライアンスに関わることです。元局長は、土地所有者に対してあり得ない権利主張も行っています。
東日本大震災西日本豪雨の際も多くの市民が家族や住宅を失って経済的にも精神的にも苦しんでいる中で、元局長家族は住宅ローンや水道料金の支払いもなく、不正かつ安価な生活を続けていました。

今後について

あらゆるメディアを通して、悪質借地人との11年に渡る闘いの記録、倉敷市元消防局長家族による悪質な生活実態、倉敷市の不作為等について事実を公表して、問題提起したいと考えています。
①   住宅や水道不正は一個人の問題ではなく、公益性に関わる問題です。本件は、その公益性を守る立場にあるはずの市の幹部職員(元消防局長)や公務員家族が関わっていた長期間に渡る不正行為であり、許されるべきことではないと考えます。また元局長家族の行為により通常ではあり得ない行政手続きが行われており、市役所の幹部職員への忖度、組織的な隠ぺいや関係部署の対応について、問いただした市民に対して提示した公文書や情報公開請求で判明した虚偽説明した文書を公表するとともに、倉敷市の不作為など 問題提起する予定です。(建築指導課、下水道普及課、消防局、教育委員会、資産税課、 監査委員会等)
②   社会弱者と認識されがちな借地人や借地の悪用の実態を問題提起する予定です。
③   元局長家族の悪質な生活実態、元局長側の弁護士や専門家による悪質な弁護活動の実態を公表する予定です。