借地戦争

悪質借地人から土地を取り返すまで11年間の闘い

原状回復の再要請

借地上の建物の解体が終了したとのことで借地人の代理人から連絡が来たので、現地確認に行ってきました。
 
「まともに終わることはないだろう。」と推測はしていたものの、まぁ~酷い原状回復工事。
 
出るわ出るわ。ガラクタの山。
表面上だけでもガラクタが埋まっているのが見えています。
 
スコップで掘れば、借地人宅で使われていたスレートなどのガラクタが大量に埋められていました。しかも、料理に使うお玉まで出てくる始末。塩ビパイプも埋められたまま。

建物解体後に土地に埋められていたガラク

極めつけは、借地に敷かれていたコンクリートで、剥がした残骸が大量に隣地に散ったまま。
 
書面にて原状回復の再工事を要請して、工事終了後は現地確認のための立会も要請したところ、原状回復前に「立会にきてくれ」と連絡が来ました。とりあえず、現地立会行ってきました。再工事前に直接再工事内容を確認したいとのことで、あまりの雑な原状回復の状態と必要な再工事伝えました。
 
驚いたことに、業者も借地人も、借地人の代理人となっているはずの弁護士も建物解体後の土地の状況、土地周辺を誰も確認していないとのこと。
 
それでいて、『建物解体しました。土地返します。地代の残金は返金してもらわなくて大丈夫です。』という『ご連絡』を送ってくるのは、いかがなものでしょうか。こんな問題だらけで、原状回復できていない状態で土地を返そうとしてくる借地人とその代理人は相変わらず「さすがだな」という思いです。
  
業者、借地人、代理人弁護士には「更地」という定義から勉強してほしいですね。相変わらず借地人は、貸主が原状回復の工事を再要請した理由や重要性については理解していない様子で終始現地をうろうろしていました。